CIW認定制度のPR活動(森専務)

先月末の1月28日から31日まで富山・石川・福井の北陸3県をCIW認定制度のPR活動で回ってきました。

 

まず『CIW認定制度』というのは、私ども検査会社が組織として検査業務を適切に遂行できる能力を持っているかを審査され、その能力があると確認された検査会社をCIW認定の検査会社とする認定制度です。非破壊検査の会社を認定する制度としては日本で唯一のものとなります。現在のところ全国で125社が認定を受けており、事業所も含め日本全国の各都道府県に少なくとも一社は認定会社があるという状況です。

 

またそのCIW認定を受けた検査会社で「一般社団法人 CIW検査業協会」という団体を設立しており(会員112社)、その団体の事業として毎年この時期にCIW認定制度のPR活動を行っております。実は今年度から私が北陸ブロックの代表をやらせて頂いており、昨年までは福井だけを回れば良かったのですが、今年は富山・石川の検査会社の方と同行しまして北陸3県を回ってきました。

 

PR先としては県庁(営繕課、建築住宅課)、建築士事務所協会などの設計士さんの団体、建設業協会などのゼネコンさんの団体、と大きく分けて3つになります。しかしこの中でも一番重要なのはやはり県庁になります。

 

各県が発注する公共工事の図面に記載される工事特記仕様書の文言に「検査会社はCIW認定を受けたもの」という記述を入れてもらうことを陳情して一義的には適切な検査施工が行われるよう働きかける、そしてそれと同時に私どもの地位向上を図りたいという狙いです。設計士さんの協会に行くと言われることが多いのは「県の仕様書に入ったらみんなはそれにならう」というようなことで本丸はやはり県庁な訳です。

 

私は日常業務で県庁に訪問する機会は全くといっていいほどなく、毎年この機会が県庁職員の方とお話させて頂く数少ない機会です。「お役所」というと私のような民間人は得てして批判的な印象を持ってしまうのですが、今回訪問した感想はやはり役所の方は良く勉強されてるなと思いました。

 

特に私の印象に残ったのは地元だからという訳ではありませんが、福井県庁の営繕室にて対応頂いた職員の方で、膨大な工事仕様の項目の中私ども検査会社のことも良く理解されており、何といってもそのざっくばらんなお人柄で率直な意見交換をさせて頂けました。

 

これで3、4年程連続でPRに伺っているのですが、職員の方の移動などもあり、効果は行きつ戻りつといった感じもあります。しかしそれでも少しずつ浸透してきているのでは?と思っています。

 

(森専務)

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